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研究者のための思考法 10のヒント

島岡先生の待望の新書が出ました。

おそらく、特にポスドク、大学院生あたりを念頭に書かれたかもしれませんが、研究者、特に准教授くらいまでの若手にお薦めです
でも、やはり学生で将来や今やっている研究についてなど、色々不安を抱えていたり迷っていたりする人に特に薦めたい。
心理学書、自己啓発書という側面もある研究者の人生の指南書です。
私の目をひいたのは、なぜ研究者という職業を選ぶのか?という問いに対して、私のように「生命現象が好きだから」といった主観的で他の人に全く参考にならない答えではなく、客観的に現代および将来の社会における研究者の立ち位置が示されている事です。
研究者で、研究者の意義を客観的に自分の言葉で表現してくれる人は、意外と少ない。
この本を読んだ学生達(または、その親)が、研究者って重要な職業なんだと思ってもらえるのでは?と私は感じました。

スラッシュを作る、serial masteryの部分は、私も重要視しています。
島岡先生がおっしゃられますように職業としていくつかのスラッシュを作る事もそうですが、研究者が研究というくくりの中で考えてもスラッシュを作る方が良いのではと、私は思っています(例えば、私は免疫学/微生物学/糖鎖学/遺伝学)。
私はこういう研究者を「ハイブリッド型研究者」と呼んでいます(他に誰も呼んでないと思うが・・・)が、今後こういう研究者がより有利になるでしょう。
まあ、昔からイノベーティブな仕事をされてきた先生方は、皆そうなんですけどね。

また最後のNIH Grant proposalの書き方は、技術のみならず考え方も含めて本当に貴重だと思います。
私も前のブログで書きましたが、この本でも仮説を立てる作業の意味、重要性を述べられています。
この仮説検証型研究については、私も思うところがたくさんあるので、また何かの折に書きたいです。
なお運良く私は経験する事ができましたが、留学した人でもアメリカでGrant proposalを書いた経験がない人も多いでしょう(学生のうちに学べる三重大の学生達が羨ましい)。
私は留学をした中でも非常に貴重な経験だったと思っているので、この本の価値はとても高いです。

是非読んでみて下さい。


研究者のための思考法 10のヒント〜知的しなやかさで人生の壁を乗り越える研究者のための思考法 10のヒント〜知的しなやかさで人生の壁を乗り越える
(2014/07/01)
島岡 要

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プロフィール

y.gocchi

Author:y.gocchi
後藤 義幸:
大学院博士課程を卒業し、現在免疫学研究者(一応)として日々研鑽を積んでいる。30歳を機に、ブログを始める事を決意。実家は姫路城の近く。かなりコアな阪神ファンでもある。

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